横浜の気候に適した屋根リフォームは?おすすめの塗料や屋根材を徹底解説!
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このページでは「横浜の気候に適した屋根リフォームは?おすすめの塗料や屋根材を徹底解説!」をご紹介しています。
毎年住みたい街ランキング上位の横浜は、気候が定していて生活しやすいイメージがありますよね。しかしそんな横浜も、過去には台風による甚大な建物被害が出たり、塩害の被害に遭う地域もあったりするため、横浜で生活するにはこのような横浜の気候にマッチした住まいのリフォームが大切になります。
そこで今回は、横浜の気候に適した屋根リフォームの方法や、おすすめの塗料や屋根材などについて解説します。横浜市の補助金・助成金などを屋根リフォームに活用すれば、横浜で生活しやすい住まいを少ない予算で実現できますよ。
横浜における気候の特徴2つ
横浜は、その多くが東京湾に面している神奈川県最大の都市です。横浜で生活するにあたっては、以下のような気候の特徴を知っておく必要があります。
- 穏やかな気候
- 塩害の影響
ここでは、これら2つの横浜における気候の特徴についてくわしく解説します。
【特徴1】穏やかな気候
横浜は、一年を通じて寒暖差が少なく比較的穏やかな時期の多い気候です。しかし梅雨の時期や台風シーズンのほか、急なゲリラ豪雨などでは降水量が多くなる傾向があります。
【特徴2】塩害の影響
横浜では、地域によって建物に塩害の影響が出るため注意が必要です。ここでは、このような塩害や塩害地域の区分について解説します。
塩害とは
塩害とは、海風や潮風などに含まれる塩分が、戸建て住宅に代表される建物や植物などに与える害の総称のことをいいます。また、塩分は金属の酸化を促進させるため、海岸に近い地域などでは塩害の被害に遭った建物が多く見られる傾向にあります。
東京湾に面する地域の多い横浜では、塩害により建物の金属部分にサビが発生しやすく、通常より短いサイクルで建物をメンテナンスする必要があります。
横浜における塩害地域の区分
一般的に、塩害の被害は海岸からの距離に反比例します。海岸から建物までの距離が遠くなればなるほど、塩害による被害は軽減されます。
塩害については、海岸からの距離によって地域ごとに「塩害地域の区分」が定められており、横浜における塩害地域の区分は、以下のとおりです。
海岸からの距離 | 塩害地域の区分 |
〜200m (波などの水飛沫が直接あたる距離) |
岩礁隣接地域 |
200〜500m以内 | 重塩害地域 |
500m〜2km以内 | 塩害地域 |
なお地形や風向きなどにも異なりますが、一説では台風時に塩分が海岸から飛来する距離は「10km以上」とも言われています。たとえ海外から2km以上距離のある地域でも、塩害対策は必要不可欠と言えるでしょう。
横浜における過去の自然災害
横浜で屋根リフォームを検討する際には、自然災害も頭に入れておかなければなりません。ここでは、横浜における過去の自然災害として、2018年9月30日に甚大な建物被害を及ぼした台風24号について解説します。
台風24号の被害内容
台風24号では、強風により非常に多くの建物被害が発生しました。建物における部位別の被害箇所では「屋根」の被害が最も多く、強風だけでなく塩害の影響もあったため、耐久力の乏しい家屋が特に大きな影響を受ける形となりました。
また台風24号では、強風などによる建物被害と同時に多くの世帯で停電が発生しました。
台風24号の被害件数
横浜市総務局危機管理室緊急対策課の資料(平成30年横浜市の災害)によると、台風24号の被害件数は、以下のとおりです。
被害内容 | 被害件数 |
【住家】一部破損 | 487件 |
【住家】半壊 | 13件 |
停電 | 22,400軒 |
横浜において、このような自然災害は頻繁に発生するわけではありませんが、台風24号で被害の多かった屋根をリフォームする際には、このような自然災害も視野に入れ耐久性の高い屋根を選ぶようにしましょう。
横浜の気候対策としておすすめの屋根リフォーム2つ
これまでの通り、横浜で屋根をリフォームする際には気候対策が欠かせません。そこでここでは、横浜の気候対策としておすすめの屋根リフォームについて解説します。横浜の気候対策としておすすめの屋根リフォームは、次の2つです。
- 耐候性の高い塗料で塗り替え
- 塩害に強い屋根材で葺き替え・カバー工法(重ね葺き)
それぞれ見ていきましょう。
【1】耐候性の高い塗料で塗り替え
屋根を塗り替える際には、耐候性の高い塗料を採用しましょう。
耐候性の高い塗料は汚れが付きにくいため、塩害地域でも塗膜に塩分が付きにくく、塩害による屋根の劣化を抑制できます。
また、耐候性の高い塗料は耐用年数の長いものが多く、塩害地域でも屋根のメンテナンスサイクルを長く保てるといったメリットもあります。
【2】サビや塩害に強い屋根材に葺き替え・カバー工法(重ね葺き)
塩害地域に建物がある場合は、サビや塩害に強い屋根材に屋根を葺き替えるのも有効です。
塩害地域において、多くの屋根材は塩害に対する保証は対象外となっていました。しかし最近では、塩害地域であっても塗膜やサビ、穴あきなどが保証対象となる屋根材も登場したため、このような高い耐久性を持つ屋根材への葺き替えも選択肢の一つになりました。
なお、これらの屋根材で屋根のカバー工法(重ね葺き)をする場合には、事前に必ず建物の構造計算をした上で施工するよう注意しましょう。
横浜の気候対策におすすめの塗料3つ
横浜の気候対策におすすめの高い耐候性を持つ塗料は、次の3つです。
- フッ素塗料
- ピュアアクリル塗料
- 無機塗料
ここではこれら3つの塗料について、それぞれ特徴を解説していきます。
【塗料1】フッ素塗料
フッ素塗料とは、蛍石を原料とするフッ素樹脂を配合した塗料のことをいいます。フッ素塗料の耐用年数は、15〜20年が目安とされています。
耐久性だけでなく優れた耐候性も持ち合わせており、大型建造物や船舶などの塗装に採用されていることからも、塩分に強く横浜の気候にマッチした塗料と言えるでしょう。
【塗料2】ピュアアクリル塗料
ピュアアクリル塗料とは、アクリルに含まれる可塑剤などの不純物を取り除いたアクリル100%の樹脂でできた塗料のことをいいます。ピュアアクリル塗料の耐用年数は、フッ素塗料同様15〜20年が目安とされています。
ピュアアクリル塗料は、塗料の劣化原因とされている塗料の伸縮性が低下しにくいという特徴があるため、長期にわたり高い耐候性を維持できます。
【塗料3】無機塗料
無機塗料とは、無機物が配合された塗料のことをいいます。無機塗料の耐用年数は、20〜25年が目安とされています。
無機塗料は、ガラスや石といった無機物が主成分となるため、塗料の劣化原因とされている樹脂成分がほぼ含まれていません。そのため他の塗料よりも高い耐久性・耐候性が保てるといったメリットがあります。
横浜の気候対策におすすめの屋根材3つ
横浜の気候対策におすすめ屋根材のポイントは、SGLの屋根材であること。
SGLとは「スーパーガルバリウム」の略称で、多くの住宅で採用され高い耐久性を持つガルバリウム屋根をさらに進化させ、その耐久性はガルバリウムの3倍を誇ります。
横浜の気候対策におすすめの「SGL」でできた屋根材は、次の3つです。
- スーパーガルテクト
- 横暖ルーフ プレミアムシリーズ
- スマートメタル
ここではこれら3つの屋根材について特徴を解説していきます。
【1】スーパーガルテクト
スーパーガルテクトとは、屋根材と断熱材が一体となった独自の構造を持つSGL屋根材のことをいいます。抜群の耐久性があるだけでなく、高い遮熱性や断熱性を持っています。
軽量なため台風や地震などの自然災害も、建物への負荷を少なくできます。また、海岸から500m以上あれば塩害地域でも塗膜や赤サビ、穴あきなどが保証されるため、横浜の気候対策として申し分のない屋根材と言えるでしょう。
【2】横暖ルーフ プレミアムシリーズ
「横暖ルーフ プレミアムシリーズ」とは、スーパーガルテクト同様に遮熱鋼板と断熱材が一体となった高機能なSGL屋根材のことをいいます。
SGLの超耐久性もさることながら、軽量で地震に強く断熱性能にも優れているため、四季を通して安心・快適な生活を送ることができます。
【3】スマートメタル
スマートメタルは、オーソドックスなSGL屋根材のことをいいます。
屋根材が軽いほか非常に強い耐食性を持つため、塩害やサビに強さを発揮します。また風速60m/sの強風に耐えたというメーカーの試験結果もあり、台風や急なゲリラ豪雨などによる屋根の飛散やズレなどについても心配ありません。
また、スマートメタルは以下3つの葺き方ができるため、施工性に優れているのも特徴の一つです。
- 千鳥葺き
- 階段葺き
- 乱葺き
横浜の屋根リフォーム事例2つ
ここでは「横浜市の屋根修理・屋根リフォーム業者の評判・口コミ比較」で紹介可能な業者が、横浜市で施工した屋根リフォーム事例を2つ紹介します。ぜひ参考にしてください。
【事例1】瓦屋根からスーパーガルテクトへ屋根を葺き替え
リフォーム工法 | 屋根葺き替え |
既存屋根材 | 瓦屋根 |
新規屋根材 | スーパーガルテクト (ガルバリウム鋼板) |
瓦屋根から「スーパーガルテクト」へ屋根を葺き替えた事例です。
重量のある瓦屋根から、SGL屋根材の「スーパーガルテクト」へ葺き替えたことにより、屋根が軽量化し建物の耐震性向上を実現しました。
また、金属製の屋根にもかかわらずサビに強く、防水性も高いため梅雨時期や台風シーズンも安心して生活できています。
【事例2】スレート屋根から横暖ルーフに屋根を葺き替え
リフォーム工法 | 屋根葺き替え |
既存屋根材 | スレート屋根 |
新規屋根材 | 横暖ルーフ (SGL鋼板) |
スレート屋根から「横暖ルーフ」へ屋根を葺き替えた事例です。
既存のスレート屋根は施工から10年が経過し、上を歩くだけで屋根がバリバリと割れてしまう状態。塩害の影響を考え、ガルバリウム鋼板に比べ3倍の耐食性を持つSGLでできた「横暖ルーフ」を屋根材に採用しました。
横暖ルーフは、耐久性が高く屋根材そのものに断熱機能があるため、冷暖房の効きが良くなり電気代の節約にもつながっています。。
横浜市の屋根リフォームで利用できる補助金・助成金
横浜市の屋根リフォームでは、以下2つの補助金・助成金精度を利用できる可能性があります。
屋根リフォームでそれぞれの制度を利用する場合には、必ず事前に利用条件や申請方法、補助限度額などをホームページ等で確認しましょう。
【まとめ】横浜の気候対策は横浜を熟知した業者にお任せ
今回は、横浜の気候に適した屋根リフォームの方法や、おすすめの塗料や屋根材などについて解説しました。
横浜の気候は、一年を通じて寒暖差が少なく比較的穏やかな時期の多い気候です。しかし、台風シーズンやゲリラ豪雨などの際は降水量が多く、塩害地域では塩害に気をつけなければなりません。
また、横浜の気候に適した屋根リフォームには「耐候性の高い塗料で塗り替え」「塩害に強い屋根材で葺き替え・カバー工法(重ね葺き)」の2つがあり、リフォームの際においては材料選びにも注意が必要になります。
横浜で屋根をリフォームする際には、このような横浜の気候や屋根リフォーム方法に熟知した業者選びが必須になります。横浜市の信頼できる屋根修理・雨漏り修理業者をお探しの方は、評判や口コミを比較できる「横浜市の屋根修理・雨漏り修理業者徹底比較」を参考にしてみましょう。
「横浜市の屋根修理・雨漏り修理業者徹底比較」では、口コミや評判から各業者の情報収集ができるので、きっと安心できる優良業者が見つかります。ぜひホームページをのぞいてみてください。