ROOGA(ルーガ)屋根とは?メリットデメリットや施工上の注意点を解説

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このページでは「ROOGA(ルーガ)屋根とは?メリットデメリットや施工上の注意点を解説」をご紹介しています。

ROOGA

「陶器瓦の重厚感を残したまま屋根をリフォームしたい」「和風の住宅にあう軽い屋根材を探している」昔ながらの日本家屋に住んでいる方は、このような屋根の悩みをお持ちではないでしょうか。デザイン性に強みを持つ「ROOGA(ルーガ)屋根」なら、これらの悩みを解決できるかもしれません。

そこで今回は、ROOGA(ルーガ)屋根のメリットデメリットや、施工上の注意点などについて解説していきます。ROOGA(ルーガ)のメリットデメリットや施工上の注意点をしっかり把握して、陶器瓦の重厚感を損なうことなく地震に強い住宅にリフォームしましょう。

ROOGA(ルーガ)屋根の概要

「ROOGA(ルーガ)屋根」とは、ケイミュー株式会社が販売している「樹脂繊維混入軽量セメント瓦」のことをいいます。

目を見張るのは重厚感や美しさのある外観だけではありません。瓦1枚あたりの重量が4.0kgを下回る軽い屋根材であるため、地震や台風などにも強く屋根の葺き替えやカバー工法(葺き直し)などの屋根リフォームで人気を博しています。

また、販売開始からすでに10年以上が経過しており、その実績や耐久性も高く評価されています。

ROOGA屋根の仕様は、以下のとおりです。

ROOGA屋根の適用地域・寸法・働き寸法などの仕様書

※ 地域や屋根勾配によって、下葺材仕様や最大流れ長さは異なります。

ROOGA屋根のラインナップ

ROOGA屋根には、以下2つのラインナップがあります。

・ROOGA[雅]

・ROOGA[鉄平]

材質や寸法、価格といった基本的な仕様に大きな違いはありませんが、デザイン性に大きな違いがあります。カラーバリエーションもそれぞれ6色展開のため、建物の外観に合わせて屋根材を選択できます。

それでは、それぞれをくわしく見ていきましょう。

【1】ROOGA[雅]

ROOGA[雅]は、陶器瓦のような凹凸のあるデザインが特徴的です。

瓦1枚あたり約3.4kgという重量と裏腹に、どっしりとした重厚感とスタイリッシュさが際立つデザインとなっているため、和風や和洋折衷の雰囲気を持った住宅におすすめです。

【2】ROOGA[鉄平]

ROOGA[鉄平]のデザインは、ROOGA[雅]に比べて凹凸が少ないだけでなく平面的な屋根材が特徴です。やや膨らみのあるデザインによって、ほかのスレート瓦との差別化を図っています。

瓦1枚あたりの重量が約3.8kgとROOGA[雅]同様に軽量でありながら、ROOGA[鉄平]には重厚感に加えて高級感が漂っているため、洋風住宅におすすめです。

ROOGA屋根のメリット7つ

和洋どちらの住宅の屋根にもマッチする「ROOGA」シリーズですが、「ROOGA」を屋根に採用することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

ROOGA屋根のメリットは、以下の7つです。

・高い耐久性でサビにも強い

・耐震性が高い

・耐風性が高い

・デザイン性が高い

・通気層がある

・乾式工法を採用している

・カバー工法(重ね葺き)が可能

それでは、ひとつずつ解説していきます。

【メリット1】高い耐久性でサビにも強い

ROOGA屋根のメリットとしてまず挙げられるのが、その高い耐久性です。

ROOGA屋根は、ほかのスレート屋根に比べて屋根材自体が厚く、強風時の飛来物などに対する衝撃吸収性も高いため、安全性の高い屋根材と言えます。

また、金属製の屋根材とちがいサビに強く、塩害によりサビが発生しやすい海岸地域でも安心です。

【メリット2】耐震性が高い

ROOGA屋根は、セメント瓦で屋根材自体が軽く、耐震性が高いのが特徴のひとつです。ROOGA屋根の軽さは、陶器瓦のおよそ半分程度です。

特に、ROOGAにラインナップされている「ROOGA[雅]」なら、陶器瓦の美しさや重厚感はそのままに、屋根を軽量化し地震に強い住宅にリフォームできるため、瓦屋根の住宅における屋根リフォームにおすすめです。

【メリット3】耐風性が高い

ROOGA屋根では、専用の釘を使用して一つひとつ瓦を屋根に固定するため、高い耐風性を実現しています。

また、スレート瓦や金属瓦に比べて屋根が重いため、台風などの強い風で屋根材が飛来する可能性も低いのが特徴です。

【メリット4】デザイン性が高い

ROOGA屋根には、「ROOGA[雅]」「ROOGA[鉄平]」といった2つのラインナップがあるため、デザイン性が高く建物の外観にマッチした屋根材を選択できます。

また、ROOGA屋根の表面には、ケイミュー株式会社独自の技術である「グラッサコート」が採用されており、紫外線による色褪せを抑制し、塗料の光沢を長期間保護してくれます。

なお、ROOGA屋根には10年間の「色保証」が付与されています。

【メリット5】通気層がある

ROOGA屋根には、屋根材と野地板の間に「通気層」が設けられています。

この通気層によって屋根の断熱効果が向上するだけでなく、野地板における湿気を防ぐこともできます。また、コロニアルや一部の金属屋根では、このような通気層のない屋根も存在します。

【メリット6】乾式工法を採用している

一般的な屋根瓦の施工で「湿気工法」を採用するのに対し、ROOGA屋根では施工に「乾式工法」を採用しています。

乾式工法では、湿式工法に比べて1/2程度の重量負担となるため、ROOGA屋根の特徴である高い耐震性をさらに向上させる役割を担っています。

【メリット7】カバー工法(重ね葺き)が可能

既存の屋根が「コロニアル」の場合に限定されてしまいますが、カバー工法(重ね葺き)によってROOGA屋根が施工できます。

しかし、いくらROOGA屋根が軽量とはいえ、カバー工法(重ね葺き)では屋根の総重量は増加してしまうため、必ず事前に建物の構造計算をしましょう。また構造計算をクリアできなかった場合や、屋根の下地にあたるルーフィングシートの劣化が心配される場合には、屋根の葺き替えに計画を変更しましょう。

ROOGA屋根のデメリット2つ

一方で、ROOGA屋根にも残念ながらデメリットが存在します。ここでは、ROOGA屋根のデメリットを解説します。

ROOGA屋根のデメリットは、以下の2つです。

・工事価格が高め

・工期が長い

それぞれくわしく見ていきましょう。

【デメリット1】工事価格が高め

ROOGA屋根は、ほかの屋根材に比べて工事価格が高い傾向にあります。

その理由として、ROOGA自体の材料費が高いこと、さらにROOGAの施工に手間がかかることの二つが挙げられます。

しかし一方で、ROOGA屋根には耐用年数の長さやデザイン性の高さといった多くのメリットもあるため、工事価格だけで屋根材を選ぶのは避けるようにしましょう。

【デメリット2】工期が長い

ROOGA屋根は、比較的工期が長くなる傾向があります。

あらかじめ工事引き渡しが設定されている状況や、短い期間で工事を終わらせたい場合などには注意が必要です。

ROOGA屋根とガルバリウム屋根を徹底比較

ROOGA屋根は、実際にどのような屋根リフォームの場面で選択すればよいのでしょうか。

ここでは、多くの屋根リフォームで採用されているガルバリウム屋根と、ROOGA屋根の特徴を比較していきます。以下6つの項目について、それぞれを比較した結果が以下のとおりです。

ROOGA屋根の耐久性、デザイン性などの比較

それでは、これらについてひとつずつ解説していきます。

【比較1】耐久性

どちらの屋根材にも長い耐用年数がありますが、衝撃吸収性が高い上、「グラッサコート」という紫外線による色褪せに強い塗料を表面に塗布したROOGA屋根の方が耐久性は勝っていると言えます。

なお、グラッサコートは30年以上もの期間、屋根材の色褪せを防ぐ効果が期待できます。

【比較2】耐震性

耐震性の高さには屋根材の重量が影響するため、屋根材が軽いガルバリウム屋根の方が耐震性は高いと言えます。

ROOGA屋根1枚当たりの重量は、陶器瓦のおよそ1/2程度です。それに対してガルバリウム鋼板屋根の重量は、陶器瓦の1/5〜1/10程度のため建物にかかる荷重が少なく、ROOGA屋根よりも高い耐震性を持っています。

【比較3】耐風性

耐風性については、ROOGA屋根の方がガルバリウム屋根に勝っています。

ROOGA屋根の瓦は、専用の釘を使用して屋根に固定します。これにより台風や強い雨風の際にも屋根瓦の破損やズレを抑制し、地震による屋根材の落下も防いでくれます。

【比較4】デザイン性

デザイン性については、[雅][鉄平]と2つのラインナップから選べるROOGA屋根に軍配が上がります。

ROOGA屋根は、和風・洋風どちらの住宅にもマッチしたデザイン性となっています。一方のガルバリウム屋根は、表面のデザイン性に少し物足りなさが残るものの、「縦葺き」「横葺き」といった屋根の葺き方によって屋根全体の印象を変えることもできます。

【比較5】工事価格

工事価格については、ガルバリウム屋根の方が安価です。

ただし、各メーカーから多くのガルバリウム屋根が販売されており、最近では「断熱材一体型」のガルバリウム屋根など多彩なバリエーションがあります。これらの中には、工事価格の差がROOGA屋根とそこまで開かない商品もあるので、商品を選ぶ際には十分注意しましょう。

【比較6】工期

できるだけ短い工期で工事を終わらせたい場合には、ガルバリウム屋根を採用がおすすめです。

乾式工法を採用しているROOGA屋根は、湿式工法を採用している他の屋根材に比べれば工期が短くなりますが、ガルバリウム屋根はそれよりもさらに工期を短くできます。

しかし、どちらの屋根材も工期についてはそこまで大きな差はありません。

ROOGA屋根の施工における2つの注意点

ROOGA屋根を施工する際には、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。ここでは、ROOGA屋根の施工における3つの注意点について解説していきます。

ROOGA屋根の施工における注意点は、次の2つです。

・施工業者が限定される

・リフォームでは製品保証が受けられない

それでは、ひとつずつくわしく見ていきましょう。

【注意点1】施工業者が限定される

ROOGA屋根を施工可能な業者は、ケイミュー株式会社から認定を受けた業者に限定されます。

ROOGA屋根の施工には、ケイミュー株式会社から「ROOGAショップ」としての認定を受ける必要があり、認定される条件として研修の受講が必要になります。

このようにROOGA屋根は施工業者が限定されるため、業者選びの際には注意しましょう。

【注意点2】リフォームでは製品保証が受けられない

ROOGAを用いた屋根リフォームでは、メーカーの製品保証が受けられません。

ROOGA屋根には「ROOGA本体(RG台座付瓦含む)」と「同質役物」について10年のメーカー製品保証が付与されています。しかし保証対象が「新築物件」に限定されているため、ROOGAを用いた屋根リフォームでは、製品保証の対象にはなりません。

またROOGAには10年の「色保証」が付与されていますが、こちらもROOGAショップの認定を受けた業者による施工のみ保証対象となっているため、業者を選ぶ際には注意が必要です。

ROOGA屋根の施工事例

ここでは、ROOGA屋根の施工事例を2つ紹介していきます。和洋どちらの住宅にも対応可能なROOGA屋根の特徴がよく出ています。

【事例1】和瓦からROOGA[雅]へ葺き替え〈神奈川県:横浜市保土ヶ谷区〉

ROOGA屋根の施工事例①

ROOGA[雅]は、陶器瓦のような凹凸のあるデザインが特徴のひとつ。ROOGA[雅]の採用により、和瓦の耐久性や重厚感はそのままになっています。

さらには、重量のある和瓦から軽量のROOGAに葺き替えたことで、地震にも強い住宅に生まれ変わりました。

【事例2】カラーベストからROOGA[鉄平]へ葺き替え〈神奈川県:横浜市西区〉

 

ROOGA屋根の施工事例②

地上からは問題ないように見えても、屋根を点検してみるとカラーベストには数か所の細かいひび割れと色褪せも見られました。そこで、新素材で高い耐久性と軽さを実現した屋根材「ROOGA[鉄平]」を用いて屋根を葺き替えました。

地震や台風、強い衝撃にも耐えられるROOGA屋根を採用し、施工時に劣化が見られたルーフィングシートについてもメンテナンス。これで、自然災害や雨漏りへの対策も万全と言えるでしょう。

【まとめ】ROOGA屋根は業者選びに注意が必要

今回は、ROOGA(ルーガ)屋根のメリットデメリットや施工上の注意点などを施工事例も交えて解説しました。

「ROOGA屋根」とは、ケイミュー株式会社が販売している「樹脂繊維混入軽量セメント瓦」のことをいいます。耐久性の高さはもちろん軽量で地震に強く、和洋どちらの住宅にも対応可能なデザイン性の高さが特徴の屋根材です。

ROOGA屋根は多くの特徴を持つ反面、施工可能な業者が限定されるため、業者選びの際には注意しなければなりません。

横浜市でROOGA屋根の施工可能な屋根修理業者をお探しの方は、「横浜市の屋根修理・雨漏り修理業者徹底比較」を参考にされてみてはいかがでしょうか。横浜市の屋根修理・雨漏り修理業者徹底比較」では、口コミや評判などから各業者の情報が確認できるので、ROOGA屋根のリフォームをお願いしたい業者がきっと見つかるはず。ぜひとも一度ホームページをのぞいてみてください。

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