スーパーガルテクトってどんな屋根材?特徴やメリット・デメリットを解説
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このページでは「スーパーガルテクトってどんな屋根材?特徴やメリット・デメリットを解説」をご紹介しています。
このページはスーパーガルテクトについて見ていきたいと思います。
スーパーガルテクトとは?特徴は?
スーパーガルテクトは、アイジー工業社の取り扱い屋根材です。アイジー工業は主に金属系のサイディング等を製造している企業であり、スーパーガルテクトのような金属製屋根材が主力製品の1つです。スーパーガルテクトは、広く屋根材として使われるガルバリウム鋼板にポリイソシアヌレートフォームと呼ばれる断熱材を一体化させた構造となっています。ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム・亜鉛・シリコンによって合成されたもので、それまで一般的に使われていた、いわゆるトタンと呼ばれる鋼板に亜鉛メッキを施しただけのものに較べると、耐久性や耐熱性、そして加工のしやすさなどで格段進歩した製品となっています。
スーパーガルテクトは勿論そのようなガルバリム鋼板の強みを活かし、更に断熱性や耐久性を高め、かつデザイン性にも優れた屋根材です。SGL鋼板と呼ばれる仕様になっています。
スーパーガルテクトのメリットやデメリットは?
では具体的にスーパーガルテクトのメリット、デメリット等について見ていきます。
メリット
・耐久性に優れているため、長持ちし、メンテナンスの心配が少ない。
・瓦葺屋根の10分の1、スレート系の屋根の4分の1程度と非常に軽量であるため耐震性に優れている。
・断熱性能に優れているため、一年を通して快適に過ごすことが出来、光熱費の節約にも繋がる。
またスーパーガルテクトはフッ素加工されたものも販売されており、ガルバリウム鋼板を使った屋根材と比べると錆びにくいメリットがあります。その自信の表れが、保証対象地域が海岸線から500m以上離れていればOK、と金属屋根らしからぬ保証がついているということです。
そしてカラーバリエーションが豊富なことや、デザイン性の高さといったものもスーパーガルテクトの特徴であり、その選択肢の多さは屋根材として使用する際の魅力の1つとなってくると思います。
デメリット
・価格が比較的高い。
高性能な以上、このデメリットは避けて通れません。
しかし非常に丈夫な分、メンテナンスに関しては必要頻度が低くなるといったことを考え合わせると、長い年月で見れば一概にコスト高とは言えない面もあります。
・屋根に勾配が必要
スーパーガルテクトを使用する場合は、屋根に勾配がついていることが必要です。
(詳しくはアイジー工業のスーパーガルテクト紹介ページをご参照ください)
スーパーガルテクトのバリエーションは?
最後にスーパーガルテクトにはどのような種類があるのか見ていきます。
次の3つのラインナップから構成されています。
スーパーガルテクト
スーパーガルテクトC
スーパーガルテクトフッ素
三つとも構造は同じなのですが、最もベーシックなスーパーガルテクトを基本に、短尺タイプで比較的手狭な場所等施工場所によっては使い勝手がいいスーパーガルテクトC、それに表面に耐熱性フッ素加工を施したスーパーガルテクトフッ素といった商品構成になっています。
スーパーガルテクトフッ素の場合、フッ素加工が施されているため、保証期間が他のスーパーガルテクト、スーパーガルテクトCが変褐色・赤錆に対して15年、穴あきに対して25年となっているのに対して、変褐色・赤錆20年、穴あき25年という風に、一部延長されています。フッ素加工の効果でそれだけ変色しにくく、錆びにも強くなっているということのようです。
そしてもっともオーソドックスなスーパーガルテクトの場合、カラーバリエーションが豊富で、ちぢみ塗装と呼ばれる特殊な塗装を施されていることによって質感の良さを出すことにも成功しています。建物の印象を決定づけるものとして、まずは外壁を挙げることが出来ますが、実は屋根というのも見る人に大きなインパクトを与えるものですから、選択肢が増え、高級感を演出できるものは大きなプラス要素かもしれません。
そんなスーパーガルテクトには次のようなカラーバリエーションがあります。
・Sシェイドブラック
・Sシェイドブルー
・Sシェイドブラウン
・Sシェイドモスグリーン
・Sシェイドチャコール
・Sシェイドワインレッド
これだけ種類が豊富にあれば、外壁等との組み合わせの中で最適なものを選ぶことが出来そうです。
もちろんスーパーガルテクトフッ素にも、
・SFブラック
・SFブラウン
スーパーガルテクトCには、
・Sシェイドブラック
・Sシェイドブラウン
などのカラーが用意されています。
価格については、メーカーの公式サイトによる設計価格が、
・スーパーガルテクトが平米当たり、8,190円
・スーパーガルテクトフッ素が同じく、10,280円
・スーパーガルテクトCが、8,190円
となっており、やはりフッ素加工がされたスーパーガルテクトフッ素が少し割高となります。
まとめ
このページではアイジー工業社の屋根材スーパーガルテクトについて見て頂きました。
まだまだ瓦や平板スレート使った屋根材が一般的ですが、ガルバリウム鋼板からさらに進化した屋根材もどんどん登場しています。以前までは金属の屋根は断熱性能の低さから「夏は暑くて冬は寒い、住居などには不向きで、結果快適な暮らしをするには、冷暖房等の光熱費がかかる。」といったイメージがありました。
しかし、現在では、断熱性や遮音性にも優れたものが多く開発されています。また、金属の弱点の1つである、錆びにも強くなっており、短い周期で塗装等のメンテナンスをしなければいけないといったことも昔の話となりました。今回、ご紹介したスーパーガルテクトは、そのような中でもカラーや質感など意匠性にもこだわりがあります。是非スーパーガルテクトも屋根リフォームの際に検討してみてください。