トタン屋根のチェックポイントや修理・メンテナンスの方法など
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このページでは「トタン屋根のチェックポイントや修理・メンテナンスの方法など」をご紹介しています。
金属素材のひとつであるトタンを用いているのが「トタン屋根」です。
トタン屋根は軽量であり、新築も改修も他の屋根に比べて工事費用が低価格です。
そんなトタン屋根にはどのような特徴、また劣化症状、修理方法があるのでしょうか?
ここでは瓦屋根のチェックすべきポイント、修理・メンテナンスの方法などをご紹介します。
トタンとはどんな素材?
トタンとは、日本瓦の1/10の重さという軽量さで耐震性が良く、新築や改修を含め、工事価格が最も安い屋根材です。
そんなトタンを使ったトタン屋根は、板金と垂木だけで成り立つ屋根であり、広い資材置き場がない住宅密集地でも容易に施工ができるという特徴もあります。
しかし、サビ止めや再塗装など定期的なメンテナンスが必要な点、遮音性・断熱性の悪さ、他の屋根材よりも耐用年数が短い事も覚えておきたい特徴です。
トタン屋根の劣化症状チェックポイント
トタン屋根に劣化・痛みが出てくると、どういった症状が現れるのでしょうか?
チェックすべきポイントをご紹介していきます。
色褪せ・サビ・キズはないか?
経年劣化などでトタン屋根に施されている塗装の効果が薄れてくると、屋根材表面に色褪せが生じます。
そのままにしておくとサビが生じ、更にそのままにしておくとサビが全体に広がってしまいます。
サビやキズで塗装がはげると、その部分から屋根材自体がダメージを与えることになり、最悪の場合穴が空いたりして雨漏りの原因となってしまいます。
浮きや剥がれはないか?
経年劣化や台風・強風の影響で屋根材が浮きあがったり、剥がれが生じる場合があります。
一度浮きや剥がれが生じた箇所は、風の影響をさらに受けやすくなり、めくれあがってしまうこともあります。
トタン屋根の修理方法について
ここでは、トタン屋根の修理にはどのような工法があるのか、4つご紹介します。
部分交換
屋根の一部がサビ付いていたり傷んでいる場合、可能ならばその部分だけを交換します。
お住まいへのダメージや費用の面からも、修理をするとしてもこの程度で済ませたいものです。
交換できる場合はサビが全体に広がる前に交換してしまいましょう。
塗装
トタン屋根の修理の中では一般的で、定期的に行う必要があるのが塗装です。
屋根材の表面のみが傷んでいる場合は、塗装を行うことで本来の耐久年数まで使用することができます。
ただし、屋根材自体までダメージが進行している場合は塗装を行っても効果を発揮できないので、施工前に痛みの程度を確認する必要があります。
カバー工法(重ね葺き)
サビや塗装の剥がれが激しく、塗装だけでは対応できない場合の工法の一つがカバー工法です。
屋根全体が傷んでいても、下地がしっかりしていればカバー工法で対応することができます。
葺き替え工事
トタン屋根の修理の中で最も大規模なのが葺き替え工事です。
年数が経過し、屋根自体が傷んでカバー工法では対応できない場合は葺き替えが必要となります。
トタン屋根にメンテナンスを行う適切な時期とは?
トタン屋根などの金属屋根の耐久年数は15年ほどです。
最近一般住宅によく使用されるガルバリウムだと、もっと高寿命であり耐久性・耐候性にも優れています。
しかし、この耐久年数はもちろんメンテナンスを定期的に行うことを前提としたものです。
長持ちさせるには定期的な修理、メンテナンスが欠かせない点に気をつけましょう。